再生医療 Regenerative Medicine

細胞そのものが持つ再生能力を活用する「再生医療」。
従来の治療は、現状を維持するという程度の効果が限界でしたが、再生医療技術の開発により、
積極的に歯の寿命を延ばしたり、骨の回復が可能となり、
歯槽骨・歯根膜を含めた完全な歯周組織の再生、インプラント等に最適な抜歯窩の回復が可能になりました。
エムドゲイン治療 Emdogain therapy

歯周病が中程度以上の進行状態になると、歯を支えている骨が広い範囲で溶けてしまい、さらに進行すると歯が脱落することもしばしば見受けられます。
これまで歯周病に特効薬はありませんでしたが、スウェーデンのビオラ社で開発されたブタ歯胚組織使用した歯周組織再生用材料である「エムドゲイン」は、その溶けてしまった骨をある程度再生してくれます。
主成分はエナメルマトリクスデリバティブ(EMD)と呼ばれる、子供の頃歯が生えてくるのに重要な働きをする蛋白質で、世界30カ国以上で臨床応用されています。
※再生箇所は非常にデリケートなので、徹底した口腔衛生管理が必要となります。
GTR法 Guided Tissue Regeneration
GTR法とは、「組織誘導再生法」のことです。
歯槽骨・歯根膜の再生という点ではエムドゲイン治療と同じですが、こちらは骨を再生したい部分を人工膜(メンブレン)で覆い、骨の自己再生を促す方法です。
※再生箇所は非常にデリケートなので、徹底した口腔衛生管理が必要となります。
※骨が再生した後、人工膜を取り除く手術を行いますので、治療期間が長期に及びます。
骨補填材 Bone graft material
インプラントや歯周病の手術、抜歯などで骨の量が少ない場合、骨補填材を使うことがあります。
骨補填材にはいくつか種類がありますが、当院では主に人工骨を使用しています。

骨補填材の種類
自家骨
自分の骨。
臨床成績が良く安全で骨もできやすいですが、他の部位から骨を採取してこなければならないため、患者様の負担が増えます。
また、移植した骨が吸収しやすいという問題もあります。
他家骨
アメリカの組織銀行から入手する遺体から採取した骨。
感染の心配は無いようですが、日本では未認可です。
異種骨
主に牛骨。
生体親和性に高い脱タンパク牛骨ミネラルで、欧米ではポピュラーな材料。日本でも一部認可されています。
人工骨
ハイドロキシ・アパタイトやβーTCP(β-リン酸三カルシウム)など化学合成されたもので、日本でも認可・販売されています。
β-TCPは移植後、骨本来の組織・構造が再形成される際に吸収され、自分の骨として置き換わるのが特徴です。
自家骨移植の必要をなくす、あるいは最小限にすることで、患者様への外科的侵襲が軽減され、患者様のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上が期待されます。

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