Cosmetic Dentistry

concept

審美歯科とは、虫歯や歯周病の治療といった通常の歯科治療だけでなく、美しく健康な歯を作ること、美しく健康的な笑顔を作ることを目的としています。
「人前で大きな口をあけて笑いたい」「歯を白くしたい」「歯並びをキレイにしたい」「治療の銀歯を白くしたい」など、
自分の口元に自信がもてないために、人前で口を開けることをためらう方もたくさんいらっしゃいます。
健康な口元はもちろんのこと、美しい笑顔は自信を持つことにも繋がり、人生をより豊かなものにしてくれるでしょう。

 

Ceramic

セラミック治療とは、虫歯などで失った歯質を天然歯と同じ色・質感のセラミックで補う治療法です。
虫歯治療だけでなく、過去に金属で修復した部分の交換、変色している歯の治療、歯並びの改善や歯の形態の改善などの治療時に行います。
セラミックスの特性を十分に活かすことで、天然歯と同じように美しい歯を再現することができます。
セラミック治療は、一人一人の歯の形や色に合わせて製作するオーダーメイド医療です。

セラミック治療前後
セラミック 1歯 ¥132,000(税込)

セラミックのメリット

  •  金属を使用しないので、金属アレルギーの心配がない(※治療の内容によっては、金属を使用する場合もあります。)
  •  ひとりひとりの歯の色にあわせて色を調整できる
  •  変色しにくい
  •  強度に優れており、擦り減らずに長持ちする
  •  化学反応による腐食がなく、歯茎を変色させない

セラミックのデメリット

  •  保険が適用されない(自費診療)ため、治療費が高くなる
  •  銀歯などと比べると長持ちだが、一生使えるわけではない

Hybrid Ceramic

ハイブリッドセラミックスとは、セラミックスをレジン(プラスチック)の中に高密度に混ぜ合わせたもので、セラミックスとプラスチックの特性を併せ持ちます。
セラミックスのような美しさ(色調再現性)と硬さ(耐摩耗性)があり、プラスチックのような粘り強さ(耐破折性)があります。

ハイブリッドセラミックス治療前後
ハイブリッドセラミック 1歯 ¥110,000(税込)

ハイブリッドセラミックのメリット

  •  保険適用プラスチック(硬質レジン)より色調再現性に優れ、自然感のある美しい歯を再現できる
  •  保険適用プラスチック(硬質レジン)より強度が高く変色しにくい(耐久性が高い)
  •  金属を使用しないので、金属アレルギーの心配がない
  •  セラミックスより軟らかいため、咬み合う歯を痛めない
  •  粘り強さがあるため、破折しにくい
  •  セラミック治療(オールセラミッククラウンやセラミックインレーなど)より治療費が抑えられる

ハイブリッドセラミックのデメリット

  •  長期間の使用で多少の変色やツヤの消失がみられる(プラスチックが変色するため、セラミックスより審美性で劣る)
  •  セラミックスより軟らかく磨り減りやすい
  •  セラミックスより傷がつきやすいため、表面に汚れ(プラーク)が付着しやすい

Fiber core

大きな虫歯や歯の破折、再治療などにより、歯に十分な量の歯質が残っていない場合、歯に被せ物(差し歯)をつけても、すぐに取れたり、残っている歯が割れたりしてしまうため、人工の土台(コア)で歯を補強する必要があります。
歯には食事の時や歯ぎしり・食いしばりの時など、毎日いろいろな方向から強い力がかかっており、一般的に使用されている金属の土台(メタルコア)は丈夫ですが硬すぎるため、十分な歯質が残っていない歯では、強い力がかかった時に歯が割れてしまうことがあります。
歯質の少ない歯には、硬さやしなり具合が歯と似ているファイバーコアを使用することで、このようなリスクを減らすことができます。

ファイバーコアとメタルコア

ファイバーコア

ファイバーコア

グラスファイバーのピン(ポスト)で補強したプラスチック(レジン)の土台です。
ファイバーコアは、歯に似たしなやかさがあるため、根を壊しにくく、特に、歯質の大部分を失った歯に最適な歯にやさしい土台です。

ファイバーコア 前歯/小臼歯/大臼歯 ¥16,500~¥25,300(税込)

ファイバーコアのメリット

  •  硬さや弾性が歯とほぼ同じため、歯が割れる(歯根破折)リスクが低い
  •  強度があり耐久性がある
  •  光の透過性があり歯に似た白さのため、自然で透明感のある美しい歯を再現できる
  •  金属の溶け出しによる歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどの心配が少ない
  •  歯を削る量が少ない
  •  再治療が必要になった場合も除去が容易

ファイバーコアのデメリット

  •  保険が適用されない(自費診療)ため、治療費が高くなる
  •  施術者のテクニックや歯の環境によって予後が左右されやすい

レジンコア

レジンコア

金属のピンで補強した保険適用のプラスチック(レジン)の土台です。
レジンコアは、メタルコアより強度はありませんが、歯を削る量が少なく、歯根破折の危険が少ないなどのメリットがあります。
直接口腔内で製作するレジンコアは、施術者のテクニックや歯の環境によって予後が左右されやすいのが現状です。

レジンコアのメリット

  •  保険が適用されるため、治療費が抑えられる
  •  歯を削る量が少ない
  •  メタルコアより歯根が破折する危険が少ない
  •  金属による暗い影が少ないため、メタルコアより審美性に優れる
  •  金属の溶け出しによる歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどの心配が少ない

レジンコアのデメリット

  •  ファイバーコアより弾性や強度、耐久性が低い
  •  再治療が必要になった際、金属ピンの除去が困難
  •  施術者のテクニックや歯の環境によって予後が左右されやすい
  •  金属による暗い影があるため、ファイバーコアより審美性に劣る

メタルコア

メタルコア

保険治療で最も一般的に使用されている金属の土台(コア)です。
メタルコアは、コア自体に大変強度があること、保険適用のため安価なことなどの理由で多く使用されていますが、「歯根破折の危険が高い」「歯を削る量が多い」「歯や歯ぐきが黒く変色しやすい」などのデメリットもあります。
通常、保険適用のメタルコアでは、銀合金(銀:約70%)や金銀パラジウム合金(銀:約50%、金:12%)等の銀を主成分とする貴金属系合金を使用しているため、金属の腐食による変色や金属アレルギーのリスクがあります。

メタルコアのメリット

  •  保険が適用されるため、治療費が抑えられる
  •  コアの強度が高い
  •  製作手順がシンプルなため、歯の状態や施術者の技術に影響されにくい

メタルコアのデメリット

  •  金属は歯より非常に硬く弾性がないため、歯根が破折する危険がある
  •  ファイバーコアやレジンコアより歯を削る量が多い
  •  金属アレルギーの危険性がある
  •  金属の溶け出し(腐食)により歯や歯ぐきが黒くなる可能性がある
  •  暗い金属色で光も透過しないため歯が暗くなりやすい
  •  再治療が必要になった際、硬い金属のため除去が困難
  •  精度が低いため、コアの脱落などのトラブルが起こりやすい

Esthetic denture

審美義歯(ノンクラスプデンチャー)は、見た目が良いだけでなく、そのしなやかな弾力性により口の中でぴったりフィットするので、装着時の違和感が少ないことも大きな特長です。
従来の硬いプラスチックを使用した義歯(レジン床)では、義歯を安定させるために金属のバネ(クラスプ)が必要でした。
それに対し審美義歯は、弾力性のある特殊な樹脂を使用しているため、義歯全体がバネの役割をします。
そのためクラスプを使用することなく入れ歯が安定するので、目立たずより自然に見えます。

従来のレジン床義歯とノンクラスプデンチャーの比較
従来のレジン床義歯とノンクラスプデンチャーの比較

このような方にオススメです

  •  金属のバネが見えるのが嫌な方
  •  今の入れ歯に違和感を感じている方、違和感の少ない入れ歯にしたい方
  •  外れにくく、しっかり噛める入れ歯にしたい方
  •  入れ歯だと気付かれたくない方
  •  入れ歯の汚れや臭いが気になる方

ノンクラスプデンチャーのデメリット

  •  長期間の使用で多少の変色やツヤの消失がみられる(プラスチックが変色するため、セラミックスより審美性で劣る)
  •  セラミックスより軟らかく磨り減りやすい
  •  セラミックスより傷がつきやすいため、表面に汚れ(プラーク)が付着しやすい

審美義歯の種類

審美義歯(ノンクラスプデンチャー)は、使用する素材(ポリアミドナイロンやポリカーボネート、ポリエステル等)により数種類のタイプがあり、弾力性や耐久性などに違いがあります。
当医院では、スマイルデンチャー、エステショットの2種類を取り扱っており、歯の状態や患者様のご希望に合わせて最適な方法を選んでいます。

スマイルデンチャー

スマイルデンチャーは、奥歯の数歯欠損に適しています。
金属を使わずナイロン樹脂で作られた、薄く・弾力性に優れた入れ歯です。
金具がないため、「目立たない」「丈夫」「噛める」「痛くない」など、入れ歯でいることを感じさせません。
初めて入れ歯や部分入れ歯を入れる方や、金属アレルギーの方、健康な歯を削ってブリッジにするのが嫌な方、インプラント完成までの当面の入れ歯としても、とても人気です。

スマイルデンチャー

スマイルデンチャーのメリット

  •  金属のバネ(クラスプ)がないので審美性に優れている
  •  歯や歯ぐきにぴったり合うため、装着感が良い
  •  薄くて軽いため、違和感が少ない
  •  柔軟性があり割れにくい
  •  金属アレルギー等に対するアレルギーの心配がない
エステショット

エステショットは、前歯の多数歯欠損に適しています。
歯茎に近い色でできているため、見た目には入れ歯とは分りにくくなっています。
樹脂性の素材を使い軽くて、軟らかいのが特徴で、金属アレルギーの方やバネが気になっていた方におすすめです。
ポリカーボネート樹脂による仕上げ等、作製の工程が複雑であるため、完成までに日数がかかります。

エステショット

エステショットのメリット

  •  金属の維持装置が外から見えないため審美性に優れている
  •  適度な弾性と粘り強さがあるため、装着時の違和感が少ない
  •  材質は熱可塑性樹脂で生体為害作用なく、無味・無臭
  •  材料に吸水性がほとんどないため、汚れ・臭いの発生が少ない
  •  多少の修理はチェアサイドで簡単に行える
 

審美歯科治療でよくいただくご質問


審美歯科とはなんですか?
審美歯科とは、美しさと自然な口元に焦点を当てた、総合的な歯科治療のことです。
歯には機能(おいしく食べられる)と、審美(きれいな歯並び、美しい歯)があります。
審美歯科治療ではその両方に焦点を当て、患者様の希望を取り入れた歯並びと色をその方にマッチさせ、口元の健康と健康美を求めます。
銀歯を白くすることはできますか?
銀歯自体の色を変えることは不可能ですが、銀歯を外してセラミックの歯を被せなおすことにより、違和感の少ない白い歯にすることが可能です。
オールセラミックの治療はどのような利点がありますか?
従来の治療では金属の上にセラミックを盛っていましたが、セラミックでは透明感は出ず、歯茎との境には金属色が出てしまいます。
オールセラミックにすることにより、透明感のある美しさを半永久的に保つことができます。
以前治療した歯の色が変色してきたのですが、白くすることはできますか?
一般的な保険診療の差し歯の場合、材質がプラスチックなので、年数が経つと水分を吸収し、変色がおこり、臭いも気になり始めます。
陶材を使ったセラミックの場合は、経年による変色がありません。
※ハイブリッドセラミックにはプラスチックも含まれるため、若干の変色がおこる場合があります。
   
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